絵をクリックして紙芝居をめくって下さい。


◎マスク氏が語る見所<br />記念すべき第1話。シリーズの礎、基本となったシンプルイズベストな仕上がりだ。<br />紙芝居ビギナーの方には是非一度は観て頂きたい作品だ。 
マスク「やめろー! 暗黒師団!」<br />まるでこの世のすべてを吸い込んでしまいそうな暗闇の中、暗黒師団の改造手術が行われていた。 
マスク「なんだ?この身体は? 僕は? 僕の名は?」<br />そう、彼の名は<br />マスク「Baku-団マスク!」<br />爆発的紙芝居「Baku-団マスク」<br />第1話 「恐怖。人の日記を勝手に読むゲルゲ!」 
ここはおもちゃ屋「高井志模型」。<br />今日も爽やかな音楽のもと、爽やかな店長、高井志ダンとバイトの竜ヶ崎隼人が爽やかに働いている。 
隼人「店長、ニュース見ました? Baku-団マスクがまたまた大活躍!」<br />ダン「へー。僕、おもちゃの事しか興味ないから。」<br />隼人「それにしても正体は誰なのかな?」<br />ダン「そんなことより、何だこの人ごみは?」 
群集「日記を! 日記を売ってくれ! マルアンの日記を!」<br />隼人「なんだ。マルアン日記を買いに来たのか。」<br />ダン「マルアン日記? なんだそれは?」<br />隼人「マルアン日記ってのは、書いた事が必ず叶うって噂の日記なんですよ。」 
ダン「丸に暗いでマルアンか。あやしい。」<br />そして一日は過ぎていった。 
翌日。昨日とはうって変わってあまりに少ない人通り。<br />平然とした商店街。<br />ダン「ん? なんだ? あの音は?」 
道行くワゴン車から声が聞こえる<br />ワゴン「毎度お馴染みアンコック師団でございます。みなさま、何か心にやんだ所はないでしょうか? <br />そんな時は、ぜひ我々のセミナーへ! アンコック師団セミナーへ! 場所は商店街の文房具屋の地下室でございます。」<br />事体は風雲急を告げている。 
ここは文房具屋の地下室。<br />文房具屋のおやじが司祭のような格好をして演説をしている<br />群衆「私たちの秘密が何故か皆にバレてるんです。引きこもりたいよぉ。」<br />司祭「さあ、目を閉じなさい。私の声を聞きなさい。そして、この書類にサインをしなさい。」<br />皆「はい!」 
「待てい、暗黒師団!」<br />我らがヒーロー、Baku-団マスク見参! 
マスクからかいま見せるまなざしは正義の証。<br />たなびくマントは勇気のしるし!<br />マスク「皆、目をさませ! これを見ろ!」 
マスクが取り出したモバイルにはインターネットの掲示板が表示されている。<br />アドレスはアンコクシダン、ドットコム。そこには人々の秘密が盛りだくさん。<br />群集「ああ!」<br />マスク「君たちの日記に書いた秘密が、ここに載っていたのだ。その、マルアン日記という端末を通じてな。」<br />司祭「ふふふ。ばれたのなら仕方ない。そう、私は暗黒師団の暗黒司祭だ!」<br />なんと、文房具屋のおやじは暗黒師団のボス、暗黒司祭だった。 
司祭「いつもいつもじゃましおって! いでよ! 人の日記を勝手に読むゲルゲ!」<br />ゲルゲ「ニッキニッキ!」 
ゲルゲ「必殺、日記乱舞!」<br />人々「掲示板の内容が、携帯メールになって皆に送られている!」<br />ゲルゲ「お前等の秘密は全世界に筒抜けだ! 拡大し過ぎたメディアを恨むがいい。」<br />人々「うわあ。引きこもりたいよお!」<br />マスク「こうなれば、必殺、Baku-団ライン!」 
マスク「コネクト! 心ダイブ!」<br />説明しよう。Baku-団マスクは自らの身体を電気信号化する事により、人々の心に忍び込めるのだ! 
マスク「ここが彼らの心の中か。皆…目をさませ!」<br />人々「ひーん。」<br />マスク「これを見ろ!」 
マスク「皆の日記を絵日記に変えた。どうだ? 懐かしいだろう?」<br />人々「はい!」<br />マスク「皆、それがポジティブシンキングだ!」<br />人々「はい!」 
マスクは人々を立ち直らせ、現実に戻ってきた。<br />マスク「さあ、これでも食らえ! Baku-団ニッキ!」 
ゲルゲ「お、これは貴様の日記か、どうれ読んでやろう。」<br />マスク「今だ、隙あり!」 
マスク「Baku-団パンチ!」 
人々「ありがとうございました」<br />今日も人々を救ったBaku-団マスク。<br />彼は高い志と、脱既成概念をむねに戦い続ける。<br />マスク「さあ、どこかに引きこもる者はいないか! そんなネガティブシンキングは俺が爆破してやるぜ!」 
ここは高井志模型。いつものように朝を迎える。<br />商店街にはいつものように活気が戻ってきた。 
隼人「すごかったんですよ。昨日のBaku-団マスクの大活躍!」<br />ダン「それほどでも!」<br />Baku-団マスク、その正体は誰も知らない。

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